中部支部例会を開催しました

3月14日、沖縄市社会福祉センターにて、「町のお弁当天ぷら屋が1億から5億に成長した秘訣」と題して㈱上間フードアンドライフの上間喜壽(よしかず)社長に講演頂きました。中部支部例会としては、久々の70名を超す大入り。
上間フードアンドライフの運営する上間天ぷら店は、登川店、与勝店、牧港店、山内店、美里店と沖縄そばの北谷美浜店の六店舗。他の店はのれん分けした親戚が経営するお店です。

<以下講演要旨>

親から引き継いで十年目、年商は当初一億円から今期は六億円。安売り合戦で競争の激しい昼食業界で成功するために注目したのが沖縄の法事行事の市場。単価が高く、ライバルが少ない。当初はポスティングで地道に知名度を上げていった。順調に売上も上がり、次に打った手はIT化によるデータ収集。独自のPOSを開発し、てんぷら粉のグラム単位の原価把握で利益率が大幅に改善。クラウド会計、LINEによるSNSのコミュニケーション、監視カメラとAIによる顧客の属性分析(来店角の年齢、性別の記録)などを駆使し、データ分析で経営の最適化、売上、利益を確保している。ホームページ(ネットショップ)だけで月100万円の売り上げがある。現代の経営は情報戦。もはや経験値は不要、数字で経営する時代。データに基づく経営で生産性を高めることができる。
生み出した時間やお金は社員教育に当てている。週休二日制。離職率ゼロを達成している。