青山喜佐子の知って得する

退職時の手続き ~ルールを明確に~

 

 退職に関する相談は、結構多くありますね。
 「退職願いが届いたあと、年休行使をして業務の引継ぎをしない」「退職が決まってから仕事がペースダウンしている」等々。
 これまでの信頼関係が退職時に低下するのは残念です。
 退職する日までは社員の身分ですから、社員として業務遂行の義務を果たさなければいけません。
 就業規則に「退職は、1ヵ月前までに会社に申し出る」の定めがあります。これは、業務の引継ぎに必要な期間や後任の配置準備のために設けられています。
 社員の退職によって業務に支障がないよう必要なルールを定めることをお奨めします。
①会社に変換すべきリストを作成しましょう。
健康保険証、会社やロッカー、車の鍵、制服、その他等。カギの回収忘れで、後日問題が起きるケースもあります。
②業務引継ぎは就業規則に明記しましょう
(例)退職を希望する者は、退職日前○日までに、上司の指示に従い、必要事項の引継ぎを行わなければならない。また、パソコンデータ等、業務や顧客に関する一切の記録を改ざんしたり持ち出してはいけない。
③引継ぎ文書を制定しましょう。
 業務内容にもれがないように文書で記録を残すことです。お客様の特記事項も記入します。共に企業に貢献してきました。今後はお客様の立場になります。退職後も良い関係を保ちましょう。
 
シリーズ71(ニライみらい276号掲載)

ザックマジックは日常の観察から~管理者の思い込み点検

 

 「チーム力で勝ち取った。日本代表の監督になれたこと、今回の選手たちの監督になれたことを誇りに思う」サッカーアジアカッブ優勝、ザッケローニ監督の勝利の弁。
 優勝を目指した監督の執念の采配、選手交代のタイミングの冷静な判断はもちろん偶然ではない。普段から選手の行動を鋭く観察。ピッチに立てない選手が、どんな準備をしているのか。卓越した眼力で見守った。勝利の要因となった監督采配力、選手のモチベーション、チーム力の「ザックマジック」から、何を学びましたか。
 「選手を知ることで役割を与えることができる。」と監督。選手も「信頼されていることで自信がもてた」と語っています。
 管理者にとって特に新しい言葉ではありませんが、なかなか成果に結びつかない理由に管理者の勝手な思い込みはありませんか。
 
 例えば
①指示や注意に対する思い込み
   指示した通りに行動してくれるだろう。注意したから、同じ間違いはしないだろう。
②教育に対する思い込み
   教育しているからできるに違いない。
③常識に対する思い込み
   わかって当たり前、言うまでもない常識だよ
④健康に対する思い込み
   この程度ストレスにならない。
⑤信頼に対する思いこみ
   困ったら自ら相談すべき。
 このような思い込み管理ではなく、「監督はしっかり見てくれている」という選手との日々の信頼関係が勝利の要因のようです。
 
シリーズ70(ニライみらい275号掲載)
 

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