茶論

茶論(2012年6月)

社長たるもの利益目標だけでなく社員教育から商品開発までアレコレと決定しなければならない案件が山とある▼余りの忙しさに我を忘れ、必死になって頑張って気が付くと「アレッ!!」、一難去ってまた一難。「これじゃいかん。社員と一枚岩になっていないからだ」とハタとし、反省し、社員懇談をやってみたり…。と、イロイロだが、なかなか思うようにいかないものと嘆く経営者は私だけではないのでは?▼後手に回ったらダメ、先手必勝とばかり手を打ち続け、もしかしたら堂々巡りをしていないか?ロダンの考える人みたいだと自嘲した方がおられたが、イヤイヤそうでもないなぁ。ロダン像は結構な静けさの中で自問自答し深く思索している▼こちらは犬も歩けば棒に当たる式で夜はバタンキュー。静かに考え未来イメージが創られていく時間とは大違いである。そんなこんなで、最近ようやくアレコレしないことにした▼やりたい事だけに絞り、できるだけ徹底的に見て、考え、行動するパターンを実行してみることにした。どんな業種の人であれ、学歴にかかわらずアレコレせずに一事に打ち込んできた人の話は、吸い込まれ不思議とこちらが素直になるもの。王道ってそんな道かも。

茶論(2012年5月)

本年五月十五日は、沖縄が復帰して四十周年になる▼復帰後の沖縄は、驚くほどの様変わりした面と、依然として変わらない実態がある▼復帰と同時に県民が願った基地撤去は、いまだ実現されてない。基地の存在は、県民の生活と生命が脅かされていることが、繰り返される米兵による事件や米軍機の墜落事故等が物語っている▼五十三年前に起こった宮森小米軍ジェット機墜落事件。あまりのも惨い状況の下で、遺族の「忘れたい」思いから、その実情は長年語れずいた。しかし、「忘れてはならない、二度とこのような大惨事を繰り返してはいけない」という思いから、五十年経て遺族が勇気を出して語り、証言集として発刊された▼この証言集をもとに映画「ひまわり」が製作される。「ひまわり」の題名の由来は、幼い小学生が「ひまわり」を担任の先生にさし上げた後、校庭に出て墜落したジェット機の爆風に飛ばされて焼死した証言の一節からで、「ひまわり」を愛した少年の夢と願いをしっかり受け止めたい▼五十三年前のような大惨事が、いつ、どこで起きてもおかしくない沖縄の現状を、日本全国に発信したいと企画され、現在製作がすすめられている▼映画「ひまわり」を成功させる沖縄県民の会が昨年十月に発足した。県民の一人として応援したい。

 

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