トップの率先垂範が社風を造る!-㈱沖縄エンジニヤ 仲本賢一郎氏

 

空調設備の保守を中心に給排水・電気など設備全般を手がける中堅の設備工事会社。従業員数は二二名、平均年齢は三〇代前半と業界の中では若い。兎に角、資格の多さに目を見張る。社長ですら一〇数件の資格を保有している。
 実は仲本社長の資格取得に伴うエピソードがある。沖縄エンジニヤではキャリアパス(昇進制度)の中で資格取得を位置づけており、例えば部長になるためには、これこれの資格要件やこれこれの活動(同友会に参加するなど)を義務づけている。これをパスしないと昇進できない。実施は五年ほど前から始めたが、資格取得は設立当初の二〇年ほど前から取り組んでいる。
 その後、一〇年前に社長自身が持っていない資格を課長に義務づけようとしたことがある。一級管工事施工管理技士、これまで何度も挑戦したことがあるが独学ではなかなか取れない資格であった。業界に詳しい人なら知っていると思うが相当に難しい試験である。それを、自分は取らずに社員に押しつけようとした。これではいかんと思い立ち、「もし、今回合格しなかったら社長を降りる」と皆に宣言してしまった。当時を知る取締役部長の松堂さん(同友会中部支部役員)は、「みな、何事かと唖然とした。でもこういう社長の姿勢が社風を造っていくことになる」と語っている。
 それから試験までの四ヶ月間、必死の勉強が始まった。仕事が終わって夜中からの勉強は深夜三時四時まで連日続いた。もちろん通常業務はこなしながらのとり組みである。その甲斐あって無事、未だに社長を続けている(笑)
社長の姿が社員に影響しないわけがない。現在、全社員で保有する免許・資格は公表しているだけでも約一四〇件にものぼる。県内きっての保有数と自慢しても良さそうである。
誌面の都合でこれ以上書けないのが残念だが「へー」と思うような話はたくさんあった。中部支部の例会などで報告の続きを是非、多くの会員に聴いて欲しい。「良い経営者」とは何かを自問する貴重な体験になることと思う。支部長、宜しく! 
(新井良直)
 
〈会社概要〉
㈱沖縄エンジニヤ
代表取締役 仲本賢一郎
会員:松堂修 取締役
空調・給排水・電気設備工事
宜野湾市野嵩2-1-1
TEL098-892-0100
 
[おきなわ同友会しんぶん「ニライみらい」 2013年2月号より]
 
 
 

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