効率より効果を考える-(株)機工 代表取締役 田場英行氏

昨年入会し、例会や学習会に参加し、さっそく経営指針作成講座を受講するなど積極的に同友会を活用している田場さん。「自分なんてまだまだなんだけどな」と照れながら、経営のこと、自分が成長してきたこと、そして一緒に働いている社員について語ってもらいました。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 不安の中での交代 
 
2000年に前代表取締役である、お父様と会社を立ち上げ、今年十七期を迎えます。
会社の業務は、鉄工所で使用する工作機器等特殊な商品を扱っています。沖縄県内に鉄工所は、1000ヵ所程度あり、取引している鉄工所は200社程度ということです。
機械を使用するときの消耗品等、お客様のニーズに合わせた提案型の営業を行っているというお話を伺い、最先端のソリューション営業を実践されていると感銘いたしました。
田場さんは、昨年七月にお父様より代表取締役を引継ぎました。それまでは、営業部長として、利益を追求することが重要であると考えていたため、不安のなかでの交代であったと振り返ります。交代の準備期間を伺うと、一か月程度であったとのこと。短時間での事業継承は、設立時からの心構えがあってのことだそうです。
 
 
 
 
 
 
 
 真にお客さま、社員が望んでいることを実践 
いざ、事業継承はしたものの、経営者としてのどうすればいいのかと困られたとのことです。まず、初めに取り組まれたのが、同友会の「経営指針作成講座」の受講でした。その際に、先輩経営者に叱咤激励を受け、このままではいけないと感じたそうです。その後、幹部社員二名も受講し、社内での経営指針の共有を図っています。
その証拠に会社の入り口の目立つ場所に、受講証明の盾が三個飾られていました。又、その際に作成された経営理念も立派に額装され、壁に掛かっています。毎朝唱和されているとのことです。「経営指針作成講座は、とても良かった。いろんなことを学べた」とお話されたことが印象的でした。
さらに学びを深めるために、新たな研修にもどんどんチャレンジしているとのことです。
 

 

 
 
 
 
 
 
 ついて来てくれた従業員に感謝 
 
代表者になって、一番変わられたことを伺ったところ、今までは、利益さえあげればよい、あげなければ駄目だと考えていて、社員にも厳しく追及していたのですが、経営を学んだことにより、社員を大切にすることに気づき、実践するために今期のスローガンを、田場さん自身が「効率より効果を考える」と提案し決定したそうです。その意図は売上等の効率を注視することよりも、その効果が大切である。真にお客様、社員が望んでいることを実践することだと話されました。その効果について伺うと、社員の残業が減り、売り上げは上がったとのこと。さらに、社員の生活や将来のことを考え、コミュニケーションを深めることを意識しており、気づいた時には面談をしているとのことです。
又、二年に一回社員旅行を実施しており、今年の五月に二泊三日で黒部アルペンルートに出かけるとのこと。旅行先も社員の意見を募り決定したとのことです。
最後に代表者になって良かったことを伺うと、「人間として成長できたこと」と話されました。プライベートでは、三人のお子様のお父様として、日曜日は、家族サービスを心がけているそうです。今年の四月一日には、ご長男も入社され、三代目として第1歩を踏み出しています。同友会デビューお待ちしています
 

 
(取材・オフィスJキャリア 平良純子)
 
 
 
 
<会社概要>
(株)機工
代表取締役 田場英行氏
住所:浦添市安波茶2-5-7
TEL:098-874-0380
 
事業内容:機械工具卸販売業(産業機械、溶接機材販売)
 
[おきなわ同友会しんぶん「ニライみらい」 2016年4月号より] 
 
 

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