愛を込めた広告から愛ある街づくりへ-㈱カリタス 代表取締役 根橋理香氏

今年度、南部支部や碧の会の役員を引き受け、同友会大学も受講中の㈱カリタスの根橋理香社長。同友会に入会して異業種の経営者と出逢い、学ぶ事が多いと目を輝かせて語っていただきました。

 

 

 

 

 
 コピーライターから経営者へ 
 
「カリタス」という社名を聞き、その意味に興味を持ち、ホームページを開くと、そこには愛の一文字がありました。ラテン語であり聖書の言葉であるとの説明と、代表がカトリック系の女子校・女子大で学んだという経歴を伺いました。その出身校は、今話題の『置かれた場所に咲きなさい』『面倒だからしよう』の著者渡辺和子氏が理事長を務める大学で、大学在学時には渡辺氏の講義も受講したとのことです。
 大学卒業後帰沖し、大手広告代理店に勤めコピーライターとしての修行をします。十年後、フリーとなり仕事をしていましたが、三人のメンバーをスカウトし、愛を込めた広告を産み出してきました。社員の成長と成熟の過程で、法人化の必要性を痛感し、二〇〇八年に株式会社となり、現在に至っています。
 その社員のスカウトについて伺うと、本棚や読んでいる本を聞くことにより、価値観がわかるということです。根橋社長の愛読書を伺うと、佐藤雅彦さんの著書とのことです。佐藤さんは、「バザールでござーる」や「ピタゴラスイッチ」「だんご三兄弟」等のプロデュースをされた方で、アイディアの出し方、方法論を学べるとのことです。
 又、大学時代には「おもろさうし」を題材に卒論を書いたのですが、先日同友会大学で組踊を鑑賞、講座の受講を通し、改めて沖縄の文化・言葉について学ぶ必要性を感じたとのことです。それ以外にも同友会大学での宿泊研修(P・A)も驚きの連続で、写真や説明では聞いていたつもりだったけど、「本当にこの高さ(約八m)で丸太を渡る(長さ約六m)ことになるとは…、何かの罰ゲームか?」と思ったとのことです。でも、終わってみれば、楽しく学びの多い体験だったと話されました。
 
 
 
 
 ピンチだからこそ存在意義を考える 
 
二〇〇八年に法人化してから、決算書が読めない、収支のバランスが合わないことに気づき、起業以来初めての赤字に陥ります。初めての借り入れもし、どん底を味わったとのこと。一時は、会社を解散しようかと社員に持ちかけたと言います。そんな時、以前からおつきあいのあった、石原さんに勧められ、同友会への入会に至ったとのことです。
 ピンチだからこそ、会社の存続意義を考えるきっかけとなり、より社員と自社の方向性について話し合い理解を深め合うことができたとのことです。経営コンサルタントであるご主人の支援も受けながら、今、会社としての体制を整備し、経営理念・経営計画を社員と共有し、全員が個々の仕事をマネージメントして働いており、九時から十八時までの時間内にクオリティーの高い仕事ができているとのことです。
 
 
 
 自分から動くことの重要性 
 
今後の夢を伺ったところ、一つは「コンサルティング広告を目指し自社のオリジナルプロダクツも作成、販売していきたい」。二つ目には、ご主人が京都出身ということで「里帰りの際に、街中を歩きその魅せ方のうまさを感じ、同じ観光地である沖縄の魅せ方は、もっと工夫できるのではないか? という思いが湧いてきた。デザインを通して街づくりを手がけたい」と語ってくださいました。
 同友会への入会、そして役員としての活動等を通して、自分から動くことの重要性を実感しているとのこと。その実践報告として、南部支部の例会(八月)で報告者を務めるそう。
 かわいいものやアイディアがいっぱいの「カリタス」に興味を持った方、ぜひ例会に足を運んでみませんか?(取材・オフィスJキャリア 平良純子)
 
 
 
 
<会社概要>
㈱カリタス
代表取締役 根橋理香氏
住所:豊見城市宜保141マンション純401-
TEL:098-891-6307
URL:http://www.caritas-ad.co.jp/
事業内容:広告企画制作、商品開発(HP制作、印刷広告、TV・RDCM・キャラクター制作など)
 
[おきなわ同友会しんぶん「ニライみらい」 2015年7月号より] 
 
 

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