出逢いが増え、毎日が勉強です-ブランジェリーパティスリーいまいパン オーナー 今井陽介氏

世界遺産・識名園近くの那覇市真地で、地元に愛されるパン屋さんをめざして頑張っている「ブーランジェリーパティスリーいまいパン」の今井陽介オーナー(那覇支部)にお話を伺いました。

 

 

 

 

 
 若干28歳でパリのバケットコンクール三位 
 
茨城県出身で、十八歳から東京の製菓専門学校に通い、卒業後はそのまま東京でパン作り職人として腕を磨きます。その後フランスに渡り、二年修行。若干二十八歳でパリのバケットコンクールで三位の栄冠に輝きます。そしてマレーシアのマハティール首相(当時)が来日した際、日本のパンに感激し「自国に広めたい」という依頼を受けマレーシアに五年間滞在し技術指導にあたります。
 日本に戻ると、神奈川や富山、三重とパン屋の立て直しや新規オープンの技術指導に取り組みました。
 沖縄に縁あって開業に至るも、指導の立場にいて教えてきたことをいざ実践するとなると勝手が違い、試行錯誤の繰り返しだと言います。
 同友会への入会は、昨年お店の前の道路拡張工事を境に売上げが落ち込み、閉店が頭をよぎったとき。ひいきにしていただいているお客様からアンテナの石原地江社長を紹介され、「経営者として学ぶべきだ」と叱咤激励を受け同友会に……。
 「同友会に入会し、例会などに参加することで人との出逢いが急激に増え、学んだことを少しずつ実践し試しています」
 
 
 
 家業から企業を目指して 
 
人材の定着がなかなか難しく、勤務体系や休日を増やせるよう見直しを図っています。現在奥様(パティシエとして支えています)とフルタイム、パートの方々の七人体制です。パンの製造過程ではどうしても人の作業が多く、労働時間が長いと言われるため機械化も考えているようです。人が辞めない仕組みづくりの中から、家業から企業になるのを目指しています。
 
 
 経営者として方向性を定めたい 
 
現在お土産としての商品にも力を入れ、沖縄産業振興公社の補助事業の申請を出し、事業の多角化や県産材料(小麦粉や豆乳など)を使ったパンで地元密着を図っています。将来的にカフェの併設も視野に、魅力あるパン・店作りをめざします。
 来年は経営指針作成講座を受講し、経営者として方向性を定め、さらに自身につづく職人の育成に力を注ぎ「地元に愛される沖縄で一番のパン屋を目指す」今井オーナーでした。(長嶺)
 
 
 
<会社概要>
ブーランジェリーパティスリーいまいパン 
オーナー 今井陽介氏
住所:那覇市真地12-4
TEL:098-836-3008
 
事業内容:パン、ケーキ製造・販売
 
[おきなわ同友会しんぶん「ニライみらい」 2015年6月号より] 
 
 

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