21世紀に輝く

お世話になった地域の方々へ介護というところから恩返しをしたい-ライフサポートてだこ 友寄利津子氏

 

 
今回ご紹介するのは、浦添市にある
NPO法人ライフサポートてだこの新代表に就任された友寄利津子さんです。
これまで、ライフサポートてだこと言えば、去る二月十日の浦添市長選で激しい選挙戦を勝ち抜き見事に市長に当選された“松本哲司”氏を思い浮かべる方が、まだ沢山いらっしゃる事かと思います。
松本前代表から「立候補することにした」との報告を受けてから市長選までの半年間は友寄代表にとっては唐突な感は否めなく、激動の日々を過ごされてきたとのこと。
 
 

 

 


 

地域愛の深さから事業範囲を浦添市に限定

今年で十一期目を迎えたライフサポートてだこの立ち上げのきっかけは、同級生でもある友寄さんと松本さんの前職も高齢者に関わる職種であったこと。年に一度程度の同級生懇親会で「介護」という仕事についてよく語り合っていたことからだったそうです。
高齢者が慣れ親しんだ地域で暮らし続けることで、安心感をもってもらい、余生をゆったりと過ごしてもらいたい。これまで、浦添市という地域を支えてこられた方々が高齢者になって、介護を受けるために他市町村へ移られるのが残念に思うと。今日まで私たちがお世話になった地域の方々へ介護というところから恩返しをしていきたい!という
両氏の浦添市への地域愛の深さから、あえて事業範囲を浦添市のみに限定し、開業されたそうです。
そんな両氏の下で共に働きたいと五名で立ち上げたライフサポートてだこは、いまとなっては職員六〇名に増えました。そして、居宅介護支援から始めた事業は、訪問介護デイサービス、小規模多機能ホーム、児童デイサービスと高齢者のみならず、児童のケアをも手がけています。エリアを狭めて地域の方と深い関わりを持ち続けたいとの思いが利用者にも届き、現在の利用者は四〇〇名超にもなっているそうです。
 
一時はパニック状態に陥りました
そんな中で、松本前代表が抜けてしまうということに、職員一同が不安になり、一時はパニック状態に陥ったようでしたと話された友寄さん。しかし本人も、これからどうしょうと・・と深い不安に襲われ、眠れない日々が続きました。「私が不安な態度でいると、職員も利用者さんは、もっと不安になるから務めて普通に振舞っていたつもりですが・・」と。
この状況を打破するために、友寄さんが師と仰ぐ先輩に相談に出かけると「あなたがライフサポートにいたいのか、いたくないのか。そして、続けたいのか続けたくないのか?それだけのことですよ」とアドバイスされ、出てきた答えは「ライフサポートにいたい!ライフサポートを続けたい!」とシンプルだったことに驚き、それならば、何からすればいいのか・・と考え始めることが出来たそうです。
 

代表と務める決心

これまでの友寄さんは現場を中心として動き続けてきました。
利益うんぬん、経営の面は前代表にお任せしていたので、これからは経営者としての勉強を始めなければいけないと痛感しているそうです。そのなかで、同友会での社長社員共育塾での学びは友寄代表にとっても、共に働いていく仲間としての社員さんにとっても、大きな学びを得られる場になっているようです。本当に感謝していますと、その深い思いが伝わってきました。共に学び、共に成長する中で、意識の高い職員から「利津子さん、だいじょうぶですよ!皆がいますから」との言葉をもらいました。職員に支えられ、助けられ、代表を務める決心が出来たと嬉しそうに話されます。「今思えば、前代表は、私が次のステージに上がるためのステップを踏み出すことが、もう出来ると信じてくれていたから彼自身も次に向かって行ったのだと思う。今となっては愛しきばか野郎ですよ(笑)」と決意を固めた友寄さんの表情には少しの曇りもありません。
 

前を向き歩み出します

心が決まってからの、新代表としての友寄さんの使命は①会社を存続させるための人材育成②自らの成長を挙げました。その先には同友会の三つの目的である「良い会社、良い経営者、良い経営環境をめざす」に向かっているのだと感じました。
代表となって迎える新年度は、新しい事業に向けての準備期間にしたいと話してもらいました。不安でいっぱいだったと言われていましたが「やると決めたら、今後は介護以外の部分でも数字を上げていけるようにしたいと考えています」と前を向き歩み出したリニューアルライフサポートてだこに期待せずにはいられません。 (仲里涼子)
 

NPO法人ライフサポートてだこ

代表 友寄利津子氏

事業内容 介護事業

[おきなわ同友会しんぶん「ニライみらい」 2013年4月号より]        

 

若き企業家の挑戦-わらびん茶房カナカナ 松田一志氏

 

「お客様を楽しませたい」その一心で、経営に取り組まれ、自分の理想とするお店づくりに、試行錯誤を重ねる松田さん。
南部支部では役員もされていて、同友会活動にも力を入れています。
現在、三七歳。南風原町で飲食店を四店舗経営する若き経営者、松田一志さんに、お話を聞きに行きました。
 
 
松田さんは南風原町で生まれ、中学・高校を長崎の海星学園で過ごし、高校卒業後沖縄に戻り、居酒屋やホテル、携帯電話ショップ等で様々な経験を積んだ後、二〇〇〇年一二月二三日に、現在の『お祭り酒場 一笑懸命』の前身である『ダイニングバーアクア』をオープン。その後、二〇〇五年に『スナック 松田建設』、その数年後には『カフェアンドバー ウィナーテイクスオール』と『わらびん茶房 カナカナ』を次々とオープンさせています。飲食店だけでなく、オリジナルの手彫り島ぞうりの製造・販売を行う『島さば工房』も運営する、勢いのある若き企業家です。
 

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