21世紀に輝く

抱きしめられて気付いた使命としての仕事-(福)みやこ福祉会障害者就業・生活支援センターみやこ 所長 神里裕丈氏

宮古島にまだみやこ福祉会がなかった時代、父親は家業でガソリンスタンドの経営をしていましたが、知人の伊志嶺博理事長から「障害者の方のための仕事を手伝ってくれないか?」というお声かけが。やがて、社会福祉法人として、みやこ福祉会を設立しました。
弟が知的障害者ということもあり、特別支援学校の教師を目指し、福祉系の専門学校を経て、京都にある佛教大学の通信教育で特別支援学校の教師の資格取得も並行で努めていました。しかし、勉強が苦手で資格取得することが出来ずに大学卒業のみとなりました。資格もなく、この仕事に就く意味を見出すことが出来ず、結局一年で辞めることになりました。
それから、自分自身に力を付けるため、苦手なことや、出来ないことに挑戦してみようと、那覇で高額な教材販売の仕事に就きましたが、一向に売れませんでした。ですが、営業していく中で、お客様の悩みを聞くことも多く、その中で信頼関係も生まれ、教材が売れそうになると、「本当にこんな高いものを買ってしっかりできるのか?」と言ってしまう程(笑)。あまりに成績があがらないので、地元の宮古出張を命じられ、久しぶりに帰郷しました。
ある日、公衆電話でアポイント取りをしている所に、腰原作業所で関わった利用者さんが私を見つけ、向こうの方から、走って近寄り、泣いて抱きついて来た時に、「やっぱりこの人たちと関わって仕事がしたい!」「この人たちの力になりたい!お手伝いがしたい!」という思いが溢れ、その足で、伊志嶺理事長に「戻らせて下さい!」とお願いし、復帰させてもらえることになりました。
それから十八年、この再会が無ければ、今の自分はありませんでした。そして、今でも苦しい時に利用者さんから気付かされることが沢山あるという神里氏。「一旦離れてみて、本当にやりたいこと、自分のやるべきことが分かった。そして、教材販売の営業の仕事の経験も現在活かされていることも感じている。」と話されました。
現在は、社会福祉法人みやこ福祉会の理事の一人でもあり、労働局や県からの委託事業である「障害者就業・生活支援センターみやこ」の所長として勤めていますが、企業開拓、飛び込みでアポイントを取ることもあり、障害者さんの生活訓練、職業訓練のサポートと企業雇用に至る迄の働きかけをしています。
センターは沖縄県内五ヶ所(北部・中部・南部・宮古・八重山)という設置数は法律で決められているそうです。
委託で受けているからにはしっかりと成果を出したい思いで、それぞれの方に合う仕事のマッチングに努めているものの、宮古島では障害者専用求人の希望はほぼ無いというのが現状です。
神里氏は、障害者と雇用者との関わりにおいて、「障害者に限らず、その人の持っている良さを生かし合いながら、お互いの質を伸ばし合うことができる分業が大切。そこに、それぞれの専門性を高めるメリットがある。」と、ハローワークや求人広告等から雇用制度を活用しながら、障害者雇用の拡大が続くよう力を注いでいきたい、と強く話されました。(Meteor Color・天の川智子)
 
 
 
 
 
 
 
会社概要
(福)みやこ福祉会 障碍者就業・生活支援センターみやこ 所長 神里裕丈氏(かみざと ひろたけ)
宮古支部
所在地/宮古島市平良下里1202‐8 1F
☎ 0980-79-0451
事業内容/社会福祉事業(知的障害者通所授産事業、指定障害者相談支援事業、グループホーム事業)
 
 
 
[おきなわ同友会しんぶん「ニライみらい」 2019年3月号より] 
 
 
 

健康で長く生活できることが本当の幸せ-(有)寿ランド 常務取締役 平良寿成氏

「「お客様は、三歳〜一〇八歳の方までいます」と、爽やかな笑顔で話すのは、南風原町にある㈲寿ランド・常務取締役の平良寿成氏。現在、二代目として目標に向けて精力的に学び、行動しています。
 寿ランドは、創業三十三年目。スイミングスクールから始まり、現在は高齢者向けデイサービス、老人ホーム、障がい児児童デイサービスと、幅広く事業展開し、地元の方に愛されている企業です。
寿ランドを大好きなのは地元のお客様ばかりではなく、スタッフもこの会社が大好きです。長くスクールに通っている会員さんの年齢による変化に気づき、「日常の中での困っている」ことを解決したいとの社員の声がきっかけで、スイミングスクールから他事業を増やしていきました。
 創業者である父がその声を取り入れ事業展開していた当時、平良さんは営業をしたくて不動産会社に勤めていました。たまたま帰省中に会社に寄った所、平良さんを子どもの頃から知る会員さんたちは口を揃えて「この会社なくさないでよ」と言われ、平良さんは会員さんたちの強い想いに応えるため、六年前に帰沖し寿ランドに勤め始めました。社員も長く勤めている方が多く、社員・会員さん共に言いたいことも言えるアットホームな環境で、自然な形で楽しみながら信頼関係が築けていることが分かります。
 「多世代コミュニティの場として明るい施設づくりを目指し、障がい者・健常者・小さい子どもからお年寄りまで、多世代が交流できる。寿ランドで過ごす子どもたちが、学び、成長して、将来活躍できる人に育つ環境づくりをしていきたい」と社会教育の想いまで取り入れた素晴らしいビジョンを話されました。事務所に掲げられた経営理念には、「エンジョイライフをサポートし 地域社会へ貢献する」という言葉があり、平良さんは「皆さんが健康で長く生活できることが本当の幸せと思っています」と、経営理念に込められた創業者の想いは、二代目へと引き継がれているのだと感動しました。
 同友会への入会は、支部例会に参加したのがきっかけ。大学卒業後すぐ県外で就職したため、沖縄には学生時代の友人しかなく、同友会で経営の話をできる仲間ができたのが嬉しかったそうです。
プライベートでは、とにかく楽しい事が大好き!という平良さんの趣味はゴルフ。月に一度はプレーを楽しんでいます。三十六歳で爽やかなイケメンにして、独身。(ご紹介歓迎です♪)
 今月は、年に一度開催している社員旅行があり、外国人雇用に向けた視察を兼ね、ベトナムへ行くそうです。
 寿ランドは随時見学も大歓迎。健康増進を考えている皆さん、ぜひ訪ねてみて下さい。(㈱中村印刷・知念由紀)
(会社概要)
㈲寿ランド
常務取締役 平良寿成(たいら・としなり)氏
〈南部支部〉
所在地/南風原町字宮平499
TEL/098-889-5775
事業内容/スイミングスクール酵素風呂
URL/https://www.kotobuki-land.net/
 
 
[おきなわ同友会しんぶん「ニライみらい」 2019年2月号より] 
 
 

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